沿革
平成18年3月21日に旧綾上町と綾南町が合併し綾川町が誕生しました。その前年の平成17年4月1日に旧綾上町の4つの小学校を統合され残された地域の小学校は廃校となりました。
廃校となったひとつに、羽床上小学校があり、地域からは子供たちの声が消え、地域の元気さえも失われかけてきました。
地域住民からは「地域に元気を取り戻してほしい」との切実な思いと、綾川町もまた、地域が閉塞することを打破するべく、地域活性化につながる小学校跡地利用について様々な模索がされていました。
そんな中、住民から特別養護老人ホームの入所待ちが何十人も居ることや、病院退所後の居場所がないということを聞く中で、私たち、綾川町社会福祉協議会で住民の方々に何か支援ができないかとの思いが募りました。
私たちが思い立ったのは、地域密着型施設である「小規模多機能型施設」の導入でした。少しでも、住民の方々の支援になればとの思いで、綾川町に同施設開設の申し出をしました。綾川町社会福祉協議会以外の民間事業者からの開設申し入れはなく、綾川町社会福祉協議会が綾川町から施設整備等の支援を受けるとともに指定管理者としての認定を受け、平成23年4月1日に事業所認定、同4月11日に小規模多機能型居宅介護綾川の開所となりました。
-指定管理期間-
平成23年4月1日~平成28年3月31日 <1回目>
平成28年4月1日~令和 3年3月31日 <2回目>
令和 3年4月1日~令和 8年3月31日 <3回目>
令和 8年4月1日~令和13年3月31日 <予 定>
「住み慣れた自宅や地域で暮らし続けたい」の願いに応えます!小規模多機能型居宅介護では「通い」「宿泊」「訪問」といった各サービスの内容は細かく定められていません。一人ひとりの暮らしが異なるように、支援の内容も異なります。
【小規模多機能型居宅介護綾川の介護理念】
あ…あいする心
や…やさしい心
が…かんしゃする心
わ…わかちあう心
| 小規模多機能型居宅介護綾川 | その他のサービス |
| 小規模多機能…「通い」 ・一人ひとりにあわせ時間も曜日もオーダーメイド ・必要なこと、必要な時間に利用可 ・緊急時にも臨機応変に対応 |
デイサービス…「通所介護」 ・施設の利用時間に合わせて ・決まっているプログラムにあわせて ・みんなと同じ1日の過ごし方 ・流れがひとつのパッケージに |
| 小規模多機能…「宿泊」 ・本当に必要な時に利用できる ・通い慣れた場所で宿泊 ・顔なじみの職員や利用者と共に泊まれる ・本人や介護者の状況の変化に対応 |
ショートステイ…「短期入所」 ・事前に利用したい日を予約して利用 ・利用したい日が空いていないと他の施設を予約し日程変更が必要 ・突然の止まりに対応しにくい |
| 小規模多機能…「訪問」 ・回数も時間も一人ひとり異なる ・必要な時に、必要なだけサービスがうけられる ・緊急時に柔軟に対応 |
ショートステイ…「短期入所」 ・30分未満や1時間などサービス枠にあわせた使用時間 ・既定のサービス枠に合わせた支援内容 ・ケアマネージャーの決めたとおり |
Q.どんな人が利用できますか?
A.介護保険の要支援または、要介護認定を受けている方で「綾川町」在住の方ならどなたでもご利用できます。
Q.宿泊日数は何日まで可能?
A.日数は決められていません。ご本人様ご家族様の希望や状態にてご相談に応じます。
Q.ほかのサービスは利用できますか?
A.基本的に他の介護保険サービスは利用できません。住宅改修、福祉用具、訪問看護、訪問リハビリは併用できます。
*小規模多機能型居宅介護は介護保険サービスのひとつです。なんでもできるわけではありません。料金はサービスの量に関わらず定額制(月額)です。よって、みなさんが必要以上に多く利用しようとすれば、このサービスは成り立ちません。本当に必要なものを必要に応じて提供します。
利用者、家族、介護者、地域のみなさんのご理解とご協力をお願いします。